2024年12月12日、十二国の日に小野不由美著「十二国記」全作品のオーディブル配信が発表されました！十二国記のオーディオブック化および最新情報について解説します。
2024年12月12日、十二国の日に小野不由美著「十二国記」全作品のオーディブル配信が発表されました。オーディブル版十二国記の最初の作品は「魔性の子」2025年春の配信予定です！本記事でオーディブル版十二国記の最新情報をお届けします。
※はじめての Audible なら 30日間の無料体験 を利用できます！
登録は4ステップですが、失敗すると無料にならなかったり登録できません！失敗したくない方はこちら。
十二国記の日にオーディオブック化発表！
2024年12月12日、十二国の日にまさかの発表がありました！なんと小野不由美著「十二国記」全作品のオーディブル配信の決定が発表されたのです！
SNSでこの情報を見たときは、わが目を疑いました。「十二国記」は電子書籍化すらしていなかったので、予想すらシておりませんでした。これはもしや、公式アカウントを装った偽情報！？という考えも浮かび、新潮社の十二国記の公式サイトを確認、間違いありませんでした。
公式サイト情報
・「十二国記」オーディオブック制作決定！
「十二国記」シリーズがついにオーディオブックでもお楽しみいただけるようになります。「Amazonオーディブル」と「audiobook.jp」にて2025年春の配信に向けて、それぞれ制作中です。
こちらも続報は、「十二国記」公式サイトにてお知らせいたしますので、楽しみにお待ちいただけますとうれしいです。
（出典：小野不由美「十二国記」新潮社公式サイト）
公式サイト情報は、上記のとおりです。
実はわたしは、オーディブルのカスタマーサービスに「十二国記オーディブル化の要望」を送ったことがあります。
つまり、
十二国記オーディブル化はわたしが要望を出したおかげです！！！
などというつもりはございません（笑）。
著者および新潮社の考えが最も大きいと思いますが、このような要望も多かったのかもしれません。
とにもかくにも十二国記の一ファンと嬉しい限りです。
いつオーディブルの配信日はいつ？
オーディブル版十二国記の配信日は？作品は？
十二国記の配信日はいつなのでしょうか？大変気になるところです。
公式発表ではこのようにありました。
ということは、2025年3月～4月頃ということでしょうか？
そして2024年12月12日の発表から数日後・・・
オーディブルの作品リストに、十二国記の全15作品が掲載されました！全作品聴き放題対象です。
十二国記シリーズ1-3
1作品目は「魔性の子」になるようです。
十二国記の本編の第1話は「月の影 影の海」から始まります。アニメから入った人は「魔性の子なにそれ？」となるかもしれませんが、「魔性の子」はいわゆるエピソード0、序章的な位置づけです。実際に書籍としても「魔性の子」が先に発表・出版されているため、1作品目として違和感はありません。
十二国記シリーズ4-8
十二国記シリーズ9-13
十二国記シリーズ14-15
最新刊の「白銀の墟 玄の月」(2019年10月発刊)まで含まれています。
オーディブルの作品詳細には配信予定日が記載されています。シリーズ1作品目「魔性の子」のタイトル詳細を開き、確認してみましょう！
「2025/12/31の配信日以降に聴き放題でお楽しみ下さい。」とありました。他のタイトルも同様、またはそれ以降です。
春じゃなくて冬になってるー！どういうこと！？？
しかし、もう少し下をよく見ると・・・
間違いありません！
そしてこの記述があるのは「魔性の子」のみでした。
というわけで、
オーディブル版十二国記の最初の作品は「魔性の子」2025年春の配信予定です！
また「月の影 影の海 上下」、「風の海 迷宮の岸」、「東の海神 西の滄海」、「風の万里 黎明の空 上下」は現時点で2025年12月31日配信予定となっています。
「丕緒の鳥」、「図南の翼」、「華胥の幽夢」、「黄昏の岸 暁の天」、「白銀の墟 玄の月 一二三四」は現時点で2026年12月31日配信予定となっています。
あくまで配信予定のため、今後変わる可能性はあります。
オーディブル版十二国記のナレーターは？
「魔性の子」のナレーターは2025年1月現在、未発表です。他のシリーズもすべて未発表です。
一体誰になるのか？
一人の方は朗読されるのか？
それともキャラクターごとにキャストが配役される朗読劇形式になるのか？
このあたりのことはまだわからないため、続報待ちです。
いずれにしろ楽しみで仕方ありません！続報が入り次第、本記事を更新していきます。
オーディブル版十二国記全作品一覧
魔性の子 十二国記
| 著者 | 小野不由美 |
| ナレーター | 未発表 |
| 再生時間 | 13時間55分 |
| 配信日 | 2025年春 |
「この物語は、これから始まる全てのプロローグです。」小野不由美。
違和感を抱いて生きる少年の周辺で続く凄惨な事件の謎――。
「十二国記」が動きだす！ Episode0
どこにも、僕のいる場所はない──教育実習のため母校に戻った広瀬は、高里という生徒が気に掛かる。周囲に馴染まぬ姿が過ぎし日の自分に重なった。彼を虐(いじ)めた者が不慮の事故に遭うため、「高里は祟(たた)る」と恐れられていたが、彼を取り巻く謎は、“神隠し”を体験したことに関わっているのか。広瀬が庇おうとするなか、更なる惨劇が……。心に潜む暗部が繙(ひもと)かれる、「十二国記」戦慄の序章。
（audible.co.jp）
月の影 影の海（上） 十二国記
| 著者 | 小野不由美 |
| ナレーター | 未発表 |
| 再生時間 | 7時間53分 |
| 配信日 | 2025年12月31日 |
絶対、帰るんだ！ 平凡な少女の人生は、異界で知る裏切りや戦いで一変。
シリーズ「本編」第一作。「十二国記」が動きだす！ Episode1
「お捜し申し上げました」──女子高生の陽子の許に、ケイキと名乗る男が現れ、跪く。そして海を潜り抜け、地図にない異界へと連れ去った。男とはぐれ一人彷徨(さまよ)う陽子は、出会う者に裏切られ、異形(いぎょう)の獣には襲われる。なぜ異邦(ここ)へ来たのか、戦わねばならないのか。怒濤(どとう)のごとく押し寄せる苦難を前に、故国へ帰還を誓う少女の「生」への執着が迸(ほとばし)る。シリーズ本編となる衝撃の第一作。
（audible.co.jp）
月の影 影の海（下） 十二国記
| 著者 | 小野不由美 |
| ナレーター | 未発表 |
| 再生時間 | 7時間34分 |
| 配信日 | 2025年12月31日 |
全てはこの瞬間のため！ 裏切ること、信じることを知った旅。その果てに少女を待つ途轍もない「決断」とは。
「十二国記」が動きだす！ Episode1
「わたしは、必ず、生きて帰る」──流れ着いた巧国(こうこく)で、容赦なく襲い来る妖魔を相手に、戦い続ける陽子。度重なる裏切りで傷ついた心を救ったのは、＜半獣＞楽俊(らくしゅん)との出会いだった。陽子が故国へ戻る手掛かりを求めて、雁国(えんこく)の王を訪ねた二人に、過酷な運命を担う真相が明かされる。全ては、途轍(とてつ)もない「決断」への幕開けに過ぎなかった！
（audible.co.jp）
風の海 迷宮の岸 十二国記
| 著者 | 小野不由美 |
| ナレーター | 未発表 |
| 再生時間 | 11時間3分 |
| 配信日 | 2025年12月31日 |
王を選ぶ役割を果たせぬ少年の葛藤！ 十年の時を経て故国へ戻された幼い麒麟は正しい「決断」を下せるのだろうか――。
『魔性の子』の謎に迫る衝撃作！「十二国記」Episode2
幼(いとけな)き麒麟に迫り来る決断の時──神獣である麒麟が王を選び玉座に据える十二国。その一つ戴国(たいこく)麒麟の泰麒(たいき)は、天地を揺るがす＜蝕(しょく)＞で蓬莱(ほうらい)に流され、人の子として育った。十年の時を経て故国(くに)へと戻されるも、役割を理解できぬ麒麟の葛藤が始まる。我こそはと名乗りを挙げる者たちを前に、この国の命運を担うべき「王」を選ぶことはできるのだろうか。
（audible.co.jp）
東の海神 西の滄海 十二国記
| 著者 | 小野不由美 |
| ナレーター | 未発表 |
| 再生時間 | 9時間52分 |
| 配信日 | 2025年12月31日 |
王とは、幸福な居場所（くに）を約束するもの。だが――。二人の男の理想はどちらが民を救うのか。
「十二国記」Episode3
国が欲しいか。ならば一国をやる。延王(えんおう)尚隆(しょうりゅう)と延麒(えんき)六太(ろくた)が誓約を交わし、雁国に新王が即位して二十年。先王の圧政で荒廃した国は平穏を取り戻しつつある。そんな折、尚隆の政策に異を唱える者が、六太を拉致し謀反を起こす。望みは国家の平和か玉座の簒奪(さんだつ)か──二人の男の理想は、はたしてどちらが民を安寧(やすらぎ)に導くのか。そして、血の穢(けが)れを忌み嫌う麒麟を巻き込んだ争乱の行方は。
（audible.co.jp）
風の万里 黎明の空（上） 十二国記
| 著者 | 小野不由美 |
| ナレーター | 未発表 |
| 再生時間 | 10時間26分 |
| 配信日 | 2025年12月31日 |
苦難を抱え、人はみなその運命に泣いていた。陽子は王ゆえに葛藤し、少女たちは嫉妬と羨望に哭く。
「十二国記」Episode4
人は、自分の悲しみのために涙する。陽子は、慶国の玉座に就きながらも役割を果たせず、女王ゆえ信頼を得られぬ己に苦悩していた。祥瓊(しょうけい)は、芳国(ほうこく)国王である父が簒奪者(さんだつしゃ)に殺され、平穏な暮らしを失くし哭(な)いていた。そして鈴は、蓬莱(ほうらい)から辿り着いた才国(さいこく)で、苦行を強いられ泣いていた。それぞれの苦難(くるしみ)を負う少女たちは、葛藤と嫉妬と羨望を抱きながらも幸福(しあわせ)を信じて歩き出すのだが──。
（audible.co.jp）
風の万里 黎明の空（下） 十二国記
| 著者 | 小野不由美 |
| ナレーター | 未発表 |
| 再生時間 | 11時間20分 |
| 配信日 | 2025年12月31日 |
王は全ての希望と信じ、人々は立ち上がる！ 圧政に苦しむ民たち、命を落とした子ども――国の安寧と幸せは、必ずやこの手で！
「十二国記」Episode4
王は人々の希望。だから会いに行く。景王陽子は街に下り、重税や苦役に喘ぐ民の暮らしを目の当たりにして、不甲斐なさに苦悶する。祥瓊は弑逆された父の非道を知って恥じ、自分と同じ年頃で王となった少女に会いに行く。鈴もまた、華軒(くるま)に轢き殺された友の仇討ちを誓う──王が苦難(くるしみ)から救ってくれると信じ、慶を目指すのだが、邂逅(であい)を果たす少女たちに安寧(やすらぎ)は訪れるのか。運命は如何に！
（audible.co.jp）
丕緒の鳥 十二国記
| 著者 | 小野不由美 |
| ナレーター | 未発表 |
| 再生時間 | 10時間8分 |
| 配信日 | 2026年12月31日 |
己の役割を全うする覚悟を決めた名も無き男たちの、清廉なる生き様――
「十二国記」オリジナル短篇集Episode5
「絶望」から「希望」を信じた男がいた。慶国に新王が登極した。即位の礼で行われる「たいしや大射」とは、鳥に見立てた陶製の的を射る儀式。陶工である丕緒(ひしょ)は、国の理想を表す任の重さに苦慮する。希望を託した「鳥」は、果たして大空に羽ばたくのだろうか──表題作「丕緒の鳥」ほか、己の役割を全うすべく、走り煩悶する、名も無き男たちの清廉なる生き様を描く短編4編を収録。
（audible.co.jp）
図南の翼 十二国記
| 著者 | 小野不由美 |
| ナレーター | 未発表 |
| 再生時間 | 11時間52分 |
| 配信日 | 2026年12月31日 |
大人たちに勇気がないのなら、あたしが王になる！ 12歳の少女が国を統べることは叶うのか。
「十二国記」Episode6
この国の王になるのは、あたし！ 恭国(きょうこく)は先王が斃(たお)れて27年、王不在のまま治安は乱れ、妖魔までも徘徊(はいかい)していた。首都連檣(れんしょう)に住む少女珠晶(しゅしょう)は豪商の父のもと、なに不自由ない暮らしと教育を与えられ、闊達な娘に育つ。だが、混迷深まる国を憂えた珠晶はついに決断する。「大人が行かないのなら、あたしが蓬山(ほうざん)を目指す」と──12歳の少女は、神獣麒麟(きりん)によって、王として選ばれるのか。
（audible.co.jp）
華胥の幽夢 十二国記
| 著者 | 小野不由美 |
| ナレーター | 未発表 |
| 再生時間 | 9時間57分 |
| 配信日 | 2026年12月31日 |
王が約束した理想の郷。――夢は現に近づけるのか。
「十二国記」Episode7
王は夢を叶えてくれると信じた。だが。 才国(さいこく)の宝重である華胥華朶(かしょかだ)を枕辺に眠れば、理想の国を夢に見せてくれるという。しかし、采麟(さいりん)が病に伏すいま、麒麟が斃(たお)れることは国の終焉を意味する国の命運は──「華胥」。雪深い戴国(たいこく)の王が、麒麟の泰麒(たいき)を旅立たせ、見せた世界は──「冬栄」。そして、景王(けいおう)陽子(ようこ)が親友楽俊(らくしゅん)への手紙に認(したた)めた希(ねが)いとは──「書簡」。王たちの理想と葛藤を描く全5編。
（audible.co.jp）
黄昏の岸 暁の天 十二国記
| 著者 | 小野不由美 |
| ナレーター | 未発表 |
| 再生時間 | 13時間32分 |
| 配信日 | 2026年12月31日 |
還らぬ王、消えた麒麟。この国を襲う激震は、なぜ――。泰麒の行方を捜すため景王と延麒たちが動き出す!!
「十二国記」Episode8
王と麒麟が還らぬ国。その命運は!? 驍宗(ぎょうそう)が玉座に就いて半年、戴国(たいこく)は疾風の勢いで再興に向かった。しかし、文州(ぶんしゅう)の反乱鎮圧に赴(おもむ)いたまま王は戻らず。ようやく届いた悲報に衝撃を受けた泰麒(たいき)もまた忽然(こつぜん)と姿を消した。王と麒麟を失い荒廃する国を案じる女将軍は、援護を求めて慶国を訪れるのだが、王が国境を越えれば天の摂理に触れる世界──景王陽子が希望に導くことはできるのか。
（audible.co.jp）
白銀の墟 玄の月（一） 十二国記
| 著者 | 小野不由美 |
| ナレーター | 未発表 |
| 再生時間 | 10時間53分 |
| 配信日 | 2026年12月31日 |
驍宗様（あなた）こそ泰麒（わたし）が玉座に据えた王。だから――。戴国の怒濤を描く大巨編、開幕！
「十二国記」Episode9
戴国（たいこく）に麒麟が還る。王は何処へ──。乍（さく）驍宗（ぎょうそう）が登極から半年で消息を絶ち、泰麒（たいき）も姿を消した。王不在から六年の歳月、人々は極寒と貧しさを凌ぎ生きた。案じる将軍李斎（りさい）が慶国（けいこく）景王（けいおう）、雁国（えんこく）延王（えんおう）の助力を得て、泰麒を連れ戻すことが叶う。今、故国（くに）に戻った麒麟は無垢に願う、「王は、御無事」と。──白雉（はくち）は落ちていない。一縷の望みを携え、無窮の旅が始まる！
（audible.co.jp）
白銀の墟 玄の月（二） 十二国記
| 著者 | 小野不由美 |
| ナレーター | 未発表 |
| 再生時間 | 12時間14分 |
| 配信日 | 2026年12月31日 |
王だからこそ戴国（ここ）を守りたい。民が幸福に暮らす国となるように。
「十二国記」Episode9
民には、早く希望を見せてやりたい。国の安寧を誰よりも願った驍宗(ぎょうそう)の行方を追う泰麒(たいき)は、ついに白圭宮(はっけいきゅう)へと至る。それは王の座を奪い取った阿選(あせん)に会うためだった。しかし権力を恣(ほしいまま)にしたはずの仮王には政(まつりごと)を治める気配がない。一方、李斎(りさい)は、驍宗が襲われたはずの山を目指すも、かつて玉泉として栄えた地は荒廃していた。人々が凍てつく前に、王を捜し、国を救わなければ。──だが。
（audible.co.jp）
白銀の墟 玄の月（三） 十二国記
| 著者 | 小野不由美 |
| ナレーター | 未発表 |
| 再生時間 | 10時間53分 |
| 配信日 | 2026年12月31日 |
驍宗様が身罷られたなど信じない。新王が立つなら、それは麒麟の過ちか。──角なき麒麟の決断は。
「十二国記」Episode9
李斎(りさい)は、荒民(こうみん)らが怪我人を匿った里(まち)に辿り着く。だが、髪は白く眼は紅い男の命は、既に絶えていた。驍宗(ぎょうそう)の臣であることを誇りとして、自らを支えた矜持は潰えたのか。そして、李斎の許を離れた泰麒(たいき)は、妖魔によって病んだ傀儡(くぐつ)が徘徊する王宮で、王を追い遣った真意を阿選(あせん)に迫る。もはや慈悲深き生き物とは言い難い「麒麟」の深謀遠慮とは、如何に。
（audible.co.jp）
白銀の墟 玄の月（四） 十二国記
| 著者 | 小野不由美 |
| ナレーター | 未発表 |
| 再生時間 | 12時間41分 |
| 配信日 | 2026年12月31日 |
好敵手は、どちらかが「影」になる。一国に、王は一人しか要らない。そして、新たな歴史が始まる──。
「十二国記」Episode9
「助けてやれず、済まない……」男は、幼い麒麟に思いを馳せながら黒い獣を捕らえた。地の底で手にした沙包(おてだま)の鈴が助けになるとは。天の加護がその命を繋いだ歳月、泰麒(たいき)は数奇な運命を生き、李斎(りさい)もまた、汚名を着せられ追われた。それでも驍宗(ぎょうそう)の無事を信じたのは、民に安寧が訪れるよう、あの豺虎(けだもの)を玉座から追い落とすため。──戴国の命運は、終焉か開幕か！
（audible.co.jp）
十二国記とは？
そもそも十二国記とはどんな物語なのか？まだご存じない方のために簡単に解説しておきます。
十二国記とは、小説家小野不由美（おのふゆみ）による異世界を舞台にしたハイ・ファンタジー小説です。
十二国記の大まかなあらすじ
日本の女子高生中嶋陽子は、ある日学校に突然現れたケイキという金色の髪の男に、異世界に連れていかれます。日本とは異なるその世界には十二の国があり、国の王は霊獣である「麒麟」によって選ばれる。王は天命のある限り永遠の命を持ち、国を治めることになるという。陽子は迷いの果てに踏み出す決意をする。
十二国記のジャンル
このように説明すると、「なんだ流行りの異世界ものか？」「異世界転生しちゃうの？」と思われるかもしれませんが、近年の「異世界もの」的なライトノベルとは一線を画す作品だと言えるでしょう。
十二国記の作品が世に出たのは「魔性の子」が1991年、「月の影 影の海」が1992年です。小説投稿サイト「小説家になろう」などから生まれた多くの「異世界もの」は2004年以降の作品です。わたしも「リゼロ」「転スラ」「無職転生」などの異世界ものは好きですが、「十二国記」を同じ「異世界もの」とするのには大きな違和感を覚えます。
ということで十二国記は「異世界もの」とは違うジャンルの「ハイ・ファンタジー小説」だと思ってます。なおWikipediaには「中国風異世界を舞台にしたファンタジー小説」と紹介されていますが、イメージとしては合ってると思います。
NHKアニメ「十二国記」
十二国記は2002年から2003年にかけてNHKにてアニメ化され放送されました。
アニメから十二国記に入った方も多いかもしれません。とても良くできたアニメだとわたし自身は思います。ただ、原作にはないオリジナルの登場人物が、かなり重要な人物として出てくる点が原作ファンからしたら気に入らないという意見をよく耳にします。これは全くその通りで、あのキャラはいらなかったんじゃないかとわたしも思います。ただそれ以外の点はよく出来てると思いますし、アニメはアニメでとても楽しめました。
現在U-NEXT、DMM-TV、hulu、Lemino、dアニメ等で配信されているようです。興味のある方はぜひ。
作者小野不由美とは？
十二国記の作者は小野不由美です。
代表作は十二国記シリーズ以外に「ゴーストハント」「屍鬼」「残穢」「営繕かるかや怪異譚」などがあります。ファンタジー小説家というより、ミステリーやホラーを得意としているように思います。
「十二国記」「ゴーストハント」「屍鬼」はアニメ化、「残穢」は映画化されています。「ゴーストハント」と「営繕かるかや怪異譚」は、オーディブルでも配信されています。
なお夫は小説家の綾辻行人氏です。
まとめ
2024年12月12日、十二国の日に小野不由美著「十二国記」全作品のオーディブル配信が発表されました。オーディブル版十二国記の最初の作品は「魔性の子」2025年春の配信予定です！
オーディブル版十二国記の最新情報が気になる方は本記事をブックマークして、チェックするようにしてください。
※はじめての Audible なら 30日間の無料体験 を利用できます！
登録は4ステップですが、失敗すると無料にならなかったり登録できません！失敗したくない方はこちら。
コメント