Amazonが提供する2つの読書サービス、Audible(オーディブル)の聴き放題サービスとKindle Unlimited(キンドル アンリミテッド)の読み放題サービスについて徹底的に比較解説します。ちなみにわたしはAudibleは4年、Kindleは10年利用しています。
Audible(オーディブル)とKindle Unlimited(キンドル アンリミテッド)の比較
まずはAudible(オーディブル)とKindle Unlimited(キンドル アンリミテッド)のサービス概要を表にまとめてみましたので、比較してみてください。
Audible | Kindle Unlimited | |
---|---|---|
サービス内容 | オーディオブックの聴き放題 | 電子書籍の読み放題 |
月額料金 | 1,500円 | 980円 |
対象作品数 | 20万冊 | 200万冊 |
作品ジャンル | 小説、ビジネス書、ポットキャスト | 書籍全般、雑誌、漫画など幅広い |
無料期間 | 30日間 | 30日間 |
特徴 | ・プロによる質の高い朗読 ・新作・話題作もある 「ながら聴き」ができる | ・豊富な作品数 ・毎月対象作品が入れ替わる ・じっくり読める |
Audible(オーディブル)は聴き放題サービス
Audibleとは、Amazonが提供するオーディオブックの聴き放題サービスです。
プロのナレーターや声優、俳優による感情のこもった質の高い朗読を、耳で聴くという新しい読書体験です。スマホとイヤホンがあれば、いつでもどこでも聴く読書を楽しむことができます。
月額料金は1,500円です。
聴き放題対象作品数は20万冊以上です。定期的に入れ替わるわけではなく、日々新しい作品が追加されていきます。
作品ジャンルは、小説、ビジネス書、児童書、実用書、ポットキャストなどの書籍です。写真や絵など目で視て楽しむような書籍はオーディオブックに向かないため、写真集、料理本、ビジュアル雑誌、漫画などがオーディオブック化されることはありません。タレントや著名人、知識人などによるポットキャストも豊富に配信されています。
初回登録時は30日間の無料体験があります。
Audibleのメリット
- プロによる質の高い朗読
- ながら聴きができる
- 新作、話題作、オーディオファースト作品もある
- 端末同時保存数に制限なし
- 単品購入で会員割引がある
プロによる質の高い朗読
プロのナレーター、声優や俳優の方による質の高い朗読で、物語や作品の世界に入り込めます。読書の敷居が大幅に下がるので、いつでも気楽に読書を継続することができます。
この点はAudibleの大きなメリットの1つです。
ながら聴きができる
オーディオブックは耳で聴く読書なので、耳が空いていれば作業しながら読書することができます。ちょっとしたスキマ時間を有効利用できたり、毎日の家事や通勤時間にながら読書をすることで、読書量を大幅にアップさせることが可能です。
紙の本や電子書籍は手を使って読書をすることになるので、ながら読みは難しいです。この点はAudibleの大きなメリットの1つです。
新作、話題作、オーディオファースト作品もある
人気作家の新作や本屋大賞や芥川賞、直木賞などの話題作、ときには村上春樹作品などのビックタイトルがオーディブル化されたります。また著名な作家によるAudible描き下ろし作品(オーディオファースト作品)もあります。
Kindle Unlimitedでは新作が対象になることはまずありません。この点はAudibleの大きなメリットの1つです。
端末同時保存数に制限なし
Audibleでは端末同時保存数は無制限です。聴きたい本をみつけたら、片っ端からライブラリに追加していくことができます。ライブラリの保存数に制限はありません。
Kindle Unlimitedでは端末同時保存数が20冊という制限があります。この点はAudibleの大きなメリットの1つです。
単品購入で会員割引がある
Audibleのオーディオブックは単品購入することもできます。Audibleの会員は、非会員の30%OFF価格で購入することができます。また会員対象の割引セールでは70%OFF以上になることもあります。
Kindle Unlimitedでは購入時の会員割引はありません。この点はAudibleの大きなメリットの1つです。
Audibleのデメリット
- 月額料金が高い
- 対象作品数が少ない
- 1冊を読み(聴き)終わるのに時間がかかる
- 視覚情報、文字情報がない
月額料金が高い
Kindle Unlimitedが月額980円に対して、Audibleが1,500円です。月額料金が500円以上高いのは、ちょっと差が大きいなという印象です。
しかし紙の本1冊を新規に購入した場合は、1,500円以上するでしょう。Audibleは聴き放題なので1月に何冊でも聴くことができます。わたしは月に10冊以上聴いているので、1,500円で15,000円分の本が読めていることになります。10冊聴くのは初心者には難しいかもしれませんが、月に2冊聴いたら十分お得と言えると思います。
対象作品数が少ない
Kindle Unlimitedが200万冊に比べてAudibleが20万冊です。こちらもかなりの差があります。ただAudibleは日々対象作品が増えています。新作や話題作も多いので、単純に作品数だけで考えるよりも、読みたい本(聴きたい本)があるかどうかで判断しましょう。
読み(聴き)終わるのに時間がかかる
朗読による音声データを視聴するという読書方法なので、紙の本や電子書籍のようにパラパラ読んだり、かいつまんで読むことができません。飛ばし読みが難しいため、読み(聴き)終わるまでに時間がかかります。
視覚情報、文字情報がない
視覚情報、文字情報がないオーディオブックは、同音異義語などは音声だけでは理解しづらいかもしれません。また書籍の内容によっては図表データが重要なポイントになる場合もあり、朗読を聴いているだけではやはり理解が難しい場合があります。作品によっては、図表データなどの視覚情報をまとめたPDFデータが添付されているものもあります。
視覚情報、文字情報がないオーディオブックは、電子書籍のように文字の検索ができません。気になる記述がどこにあったのか?あとから特定の場所を探すのが難しいです。
視覚情報、文字情報がないオーディオブックは、紙の本や電子書籍のように文章に線を引くこともできません。
このような点に物足りなさを感じる方もいらっしゃるかもしれません。
kindle unlimited(キンドル アンリミテッド)は読み放題サービス
Kindle unlimitedとは、Amazonが提供する電子書籍の読み放題サービスです。
スマホやタブレット、専用端末があれば、場所を取らずにいつでも紙の本と同じような読書体験ができます。
幅広いジャンルの書籍、雑誌や漫画などを含む200万冊以上の本が読み放題です。毎月月初に読み放題対象の作品が入れ替わります。
月額料金は980円です。
初回登録時は30日間の無料体験があります。
kindle unlimitedのメリット
- 月額料金が安い
- 対象作品数が多い
- 文字列検索ができる
- 本文にマーカーを引ける
月額料金が安い
Audibleが1,500円に対してKindle Unlimitedが月額980円です。月額料金が500円以上安くなります。読書にかかる経費を少しでも安くあげたい人にとってはとてもありがたいことです。
この点はKindle Unlimitedの大きなメリットの1つです。
対象作品数が多い
Audibleが20万冊に比べてKindle Unlimitedが200万冊です。配信ジャンルも書籍全般からAudibleが苦手な写真集、料理本、ビジュアル雑誌、漫画も含め、多岐にわたります。雑誌は数は少ないですが最新号が配信されます。
Amazon Fliptoonというフルカラーの縦読みマンガサービスもありますが、こちらはKindle Unlimitedの読み放題対象というわけではありません。
いずれにしろAudibleに比べ圧倒的な作品数です。この点はKindle Unlimitedの大きなメリットの1つです。
文字列検索ができる
Kindleでは、本文内を特定の文字列で検索することができます。これはAudibleでも紙の本でもできない電子書籍ならではの強力な機能です。
この検索機能を駆使すれば、気になるキーワード、あの話はどこに書かれていたか?など短時間でみつけることができます。
ただし、漫画や雑誌など画像データで作られたコンテンツでは文字検索に対応していません。一般書籍でも画像データとして作れれたコンテンツでは文字検索ができません。一部ではありますが、そのような書籍もあります。
Audibleは文字情報を持っていないため検索はできません。この点はKindle Unlimitedの大きなメリットの1つです。
本文にマーカーを引ける
Kindleでは、本文中の文字情報にマーカーを引くことができます。Audibleでもブックマーク機能やメモ機能はありますが、文字情報に対してマーカーを引くことはできません。気になるところに線を引きながら本を読みたいという人は一定数いらっしゃると思いますが、Kindleでは紙の本と同じようにすることができます。
この点はKindle Unlimitedの大きなメリットの1つです。
Kindle unlimitedのデメリット
- 端末同時保存数に制限あり
- ながら読みは難しい
- 新作、話題作が少ない
- 単品購入で会員割引はない
端末同時保存数に制限あり
Kindle Unlimitedでは端末同時保存数が20冊までと制限されています。20冊を保存されている状態で、新たに読みたい本があった場合は、本を返却する必要があります。図書館で借りれる本の数が制限されているのと同じようなシステムです。
しかし端末同時保存数を20冊に制限する意味があるのかどうか、わたしは疑問に思っています。端末同時保存数を制限することでAmazon側にも特に利益はないと思います。ユーザー側の使い勝手を悪くするだけで、誰も得をしていないのではないかと思います。
ながら読みは難しい
Audibleでは作業しながらオーディオブックを聴くことができますが、Kindleではなにかの作業をしながら本を読むのは難しいです。テキスト読み上げ機能を使ってオーディオブックのように聴くことも一部コンテンツではできますが、電子音声による読み上げの質は聴きやすいとは言い難いです。
新作、話題作が少ない
Audibleでは新作や話題の作品、ビックタイトルなどはほとんどありません。いわゆる旧作(発売から少したった作品)、しばらく前に話題になった作品などが読み放題対象になることはあります。
単品購入で会員割引はない
Audibleには単品購入での会員割引がありますが、Kindle Unlimited会員には、Kindle本購入の会員割引はありません。
Audible(オーディブル)とKindle Unlimited(キンドル アンリミテッド)の比較まとめ
Audible(オーディブル)とKindle Unlimited(キンドル アンリミテッド)の比較についてまとめます。
Audibleが向いてる人
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Kindle Unlimitedが向いてる人
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登録は5ステップです!失敗しない登録方法はこちら。
わたしの一番のおすすめは、両刀使いです!いろんな本をスキマ時間にながら聴きをし、じっくり読みたい本はKindle Unlimitedでマーカーを引きながら熟読しています。
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